2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

てごみお 「 Buttercup 」⑤

あの時、君はどちらだったのだろう。 他の人に気付かれた俺に壁を感じて離れていったのか、それとも俺を一人にすることへの配慮か。 出逢ったときに俺のファンだと言っていた。 後者だと良いなと期待をする。俺、勝手だな。 身勝手な期待と、一緒に過ごした時間で色付…

てごみお 「 Buttercup 」④

年始の忙しない日々が過ぎ、俺らは春を目指していた。 ツアー発表もしたし、ファンの子が楽しみにしてくれていることを願う。 と、いうわけで。 息抜きがてら、いや、そんなの言い訳で。彼女に会いにまたこの場所に来たのだった。 そして愕然とする俺。 あっちゃー。 彼…

てごみお 「 Buttercup 」③

「シゲちゃん」 「なに」 「シゲちゃん」 「なんだよ、用件があるなら早く言えっての」 「こないだ俺がもらった花の名前知ってる?」 「知るかよ!!なにその同じ眼球を共有してる前提の質問!!(笑)写真でもなきゃ無理だわ(笑)」 「あ、俺それ知ってるかも!写真探…

てごみお「 Buttercup 」②

俺はというと、なんら変わらない日常を過ごしていた。 なんら変わらない…………。 ハロウィンになら、クリスマスになら、あの場所でもう一度彼女に会えるかも、なんて思ったこともあったけど。 何度、何度となくマネージャーに訊いても 有り難いことに仕事、仕事、仕事で。…

てごみお 「 Buttercup 」

お友達のみおしゃんに宛てたお話です。 *** 人々の瞳に光が宿ったとき、俺のからだは正直に震えた。 「 Buttercup 」 どこまでも行けると思えるような青い空に大きな入道雲。 大好きな夏の終わり、本日はあいにくの雨だった。 「なんだよ、せっかく来たのに雨とかさ…