Jr.のオタクでいるだけで毎日が無力感との闘い

 

 

8.8祭の映像、素顔4を見ていた。

ジャニーズJr.を本気で推すようになった2019年、端から行かないと決めて申込すらしなかったのが8.8祭だ。

 

私の基本スペックとして、担当はNEWSの増田貴久さん。掛け持ちでの元担は嵐の二宮和也さん。Jr.での推しはMADE稲葉光くんと無所の渡辺大輝くんである。ジャニーズという文化そのものが好きなので事務所方針に文句あれど基本は肯定的に応援している。というか、肯定的でないとやってられない、どうせ応援するなら肯定的でありたい、という在り方論みたいなところがある。

 

ちなみに2019年は舞台トムとジェリー〜夢よ、もう一度〜 (いまでもタイトルのニョロは要らないと思うし内容もしっちゃかめっちゃかだったなとは思うが笑)にまぁまぁ通っていた。稲葉光くんと渡辺大輝くん二人とも揃うので名古屋御園座に通ってたのだが、なんだかんだ渡辺大輝くんが好きだなと気づいてしまったが故に渋谷オーチャードホールにも居た。意識がはっきりしたときには居た。フッ軽すぎて自分が怖い←

 

というわけで、8.8祭前後に、まじで前後の御園座に通ってたのだ。稲葉光くんとも渡辺大輝くんとも同じ日程で移動できたのは確かなのだが、当時の私は行かないことを選択したのだった。

 

きっと出番が少ないだろうとわかっていたから。

 

円盤になって家に届いたとき、扱いの差をこれからまじまじと見せつけられるのかと思うと見る気が全くしなくて1か月くらい寝かしていた。

初めて見たとき、異様に寂しくなって売り飛ばしてしまおうと思ったくらいだった。

 

2019年たくさん勉強し、布教され、Jr.の顔と名前がわかるようになった。もちろん他グループも無所もみんな好き。好きになれば、存在を知っていれば、尚更この円盤ってつらいのね。

 

私の好きな渡辺大輝くんはJr.マンションの一部屋にいて円盤になって尚、お顔の確認が難しいほど引きの映像しか残っていないし。

私の好きなMADEは窓際扱いで“ジャニーズJr.全員集合と銘打ってしまったがために”呼ばれた隅っこ出演だし。

 

そもそもこの公演がSnow ManSixTONESのための物だったのは承知の上だ。

 

しかしこの公演は本当に辛辣すぎる。

私が彼らを認識してからデビューまで10年以上かかってるスノストも、

スノストトラと近年括られて同じように舞台にyoutubeに頑張ってきたTravis Japanも、

同じ10年以上を先輩のバックJr.として自身もステージに立ち無所たちに振る舞いを教えてきたMADEや宇宙Sixも、

2020年ジャニーズJr.売り出し構想の流れにきちんと成果出してついて来ているHiHiJetsも美少年もJr.SPも少年忍者も7MEN侍も、

関西大幅編成変更のちも一生懸命食らいつくなにわ男子もAぇ!gloopもLilかんさいも、

グループになれていない関東無所も関西無所も、

 

この中から10年後アイドルをしてくれているのは一体何人なんだ。

 

私はデビュー組しかわからなかった頃には知る由もなかった行き場のない気持ちを、ここ最近ずっと抱えている。

この子たち一人ひとりに夢があって、努力だってしていて、本当にかっこよくてかわいくて愛されて当然の唯一無二の存在なのに

魅力と運によって振り分けられた光と影の世界。

 

アイドルは慈善事業ではない。収益がなければ次が産み出せない。売れない品物はディスプレイから降ろされる。売上のためなら長く続いたグループだって解体するし、引き抜きもするし、鮮度がすべてだ。

 

そもそもデビューしてないじゃないか。産まれてもいないのに何を言う。

 

そう言われてしまったら、その通りだとしか返す言葉はない。だから苦しいのだ。

高校卒業の歳、大学卒業の歳、次はなんだ、30歳の節目か?毎年一年一年、「推しは来年の契約を更新してくれるだろうか」と思いながら過ごすオタクライフ。もう少し、もう少しと推しの夢の時間を繋ぐために買えるものは買って現場に行くオタクライフ。買えるものがあるなら良い、わずか数%の歩合をあげたくても写真すら販売終了、単独公演なんてないから先輩のバック予想で博打するしかない無所のために全国津々浦々するオタクライフ。

 

推しの応援をすることはこんなに楽しいのに、この感謝はどうやったら届くんだ。

 

華々しいデビューの隣で

突然辞めてしまう人、ありがとうの一つも言えずグループ解体。

 

彼らに「大好き」と伝えるための制限時間はカウントダウンを始めている。

 

明日は我が身だ。

いや、MADEがなくなってしまったことで既に我が身には降りかかってるのだけれど。笑いたいけどまだ笑えないんだ。見る目ねえな神様。パフォーマンスのために生きてるような人間を舞台から引き離すなんてさ。

 

長文だらだらと書いた上に着地点はないのだけれど、私はどうにかこの無力感と共存していきたい。悲しい思いしたくないからジャニーズの応援をやめます、なんてちっとも言えそうにないし。10年後いるかわからない彼らを力の限り彼らがいてくれる限り長く応援していたい。そのために細く永くお金は工面していきたいので普段から多大な注ぎ込みはできないかもしれない。何の力も持たない私を許してほしい。油田王口説くからまってて。

 

虚無感無力感を君の輝きで幸福と置換する方程式、私大好きだよ。何を信じて何を生きる世界とするかなんて自分次第だもんね。

君の夢が永く醒めませんように。